美人の国「コロンビア」の秘密~急成長中の経済!!

美人の国「コロンビア」の秘密(上)

あなたの知らない近視手術大国

日本人が持つコロンビアのイメージは、ゲリラなど治安問題、美人の国、おいしいコーヒー、といったあたりでしょうか?

(ボゴタ市内の街角交番「CAI」。日本の交番制度を参考に設置されている。)

治安改善は、ウリベ前大統領(2002年以降2期8年間の政権)および後継の現サントス大統領(2010年就任)が最も注力したテーマです。特に北部の産炭地や東部の産油地などへ大統領直轄の軍事部隊を大量に投入した結果、安定生産できるようになり、2012年1-11月の石油・石炭輸出は計358億ドル(前年同期比6.4%増)と重要な外貨獲得源になりました。

首都ボゴタ市を訪問する日本人で犯罪に遭遇する多くのケースは、見知らぬ観光客と部屋をシェアする低価格宿泊所内での窃盗、クリスマス前の路上窃盗、空港などでの置き引き、空港から夜道の一人歩き中の強盗などの一般犯罪です。日本人は身なりの良い東洋人とすぐわかるため、所得など社会事情が異なる環境に入れば「低プロファイル」に徹し夜間行動を控えることが身を守る秘訣です。また海外旅行中のホテルもある程度セキュリティレベルの高い宿泊先を選ぶなど、安全にはコストを伴うと考えた方がいいでしょう。

化粧品市場が急拡大中

さて、美人の話をしましょう。

コロンビアでは女性の社会進出が目立っています。大統領ほか閣僚計18名のうちオルギン外務大臣はじめ5閣僚が才色兼備の女性で、準閣僚クラス(鉱業庁長官、国際開発庁長官、インフラ庁副長官など)も女性が重責を担っています。カルデナス駐日コロンビア大使も女性大使として日本・コロンビア間の関係緊密化に長年注力されており、直近では対日EPA(包括的経済連携協定)交渉開始に大きく踏み出しました。

女性の社会進出と相まってコロンビアでは女性関連商品の市場が拡大しています。コロンビア産業連盟(ANDI)調査によれば、化粧品・トイレタリー商品の販売が、2000年12億ドル超、2007年約23億ドル、2009年には30億ドル超の市場へと急速に拡大。2011年に合計36億6108万ドル(前年比5.2%増)に達したと推定されています。うち広義の化粧品(香水・メーキャップ・パーソナルケア用品)は18億4978万ドルと過半を占めています。

欧米から医療ツーリズム客が殺到

中南米には頭文字をとって「3C」と呼ばれる美人の国があります。チリ、コロンビア、コスタリカです。生まれつき自然の美しさがコロンビア女性に備わっているともみられますが、美しさを求める努力をしているのも事実です。

コロンビア人の健康・美容志向は根強く、実は眼科、歯科、美容整形などの医療レベルは世界的にも高度な技術水準にあるのはご存じでしょうか。国内のみならず、スポーツ選手やビューティーコンテスト候補者など、世界的な著名人も医療ツーリズムでコロンビアで治療を受けています。

眼科分野では、バラケール診療所が、世界初の角膜屈折矯正手術の技術原型を開発した眼科として世界的に著名です。ここでは米国、欧州諸国などから患者が訪れ、最新のレーザー治療(LASIK)を受けています。1968年に開業して既に44年が経過しました。

歯科分野でも、外国から多数、治療に訪れます。1985年にボゴタ市内で診療所を開業したベセーラ歯科医師は、今では全国計11都市で22カ所の診療所を設置しています。なかでも大型クルーザー船が寄港するカルタヘナ診療所での欧米人患者比率は40%にも達しています。口腔外科、審美歯科などあらゆる歯科診療に対応しており、米国に比べ約4分の1のコストだと言われています。

美容整形の施術件数ランキングで上昇中

美容整形分野では、国別の施術件数で首位が米国(331万4292件=2010年、以下同)、2位がブラジル(251万7778件)と他を圧倒していますが、コロンビアは前年の17位から10位(49万3126件)と大きく順位を上げました。コロンビアでの主な治療対象は、首位が脂肪吸引28.1%)、2位豊胸(16.4%)、3位眼瞼形成(9.4%)となっています。

もちろんコーヒーも忘れてはならない特産品です。コロンビアコーヒー連盟(FNC)は、2012年秋に東京でコロンビアコーヒーの日本進出50周年を記念するイベントを開催しました。日本をはじめとする主要アジア市場での販売拡大を目指して、コロンビア政府の前FTA首席交渉官がFNCアジア代表として東京に駐在しています。

日本コカ・コーラでは、昨年末にお茶の間へのテレビコマーシャルを通じて、コロンビアコーヒーの宣伝を強化しています。美味しさの秘訣は、厳選されたコーヒーの栽培農園で働くコロンビア美人の存在に隠されているのではないか。そう考えた日本の若者がコロンビアを訪問する内容です。日本から観光農園訪問も期待されるかもしれません。

美人の国「コロンビア」の秘密 (下)

人口ボーナスで国内消費の拡大続く

(妊娠中の女性にお祝い品を持ち寄るベビーシャワーはコロンビア家庭の大きなイベントの1つ。)

筆者がコロンビアの首都ボゴタに駐在して約2年半が経ちましたが、市内の朝・夕方の通勤時間帯の渋滞は年々ひどくなっています。そこで職住接近を図るため昨年末に引っ越しました。昼間なら車で通常15分から20分くらいの場所へ移動するのに、ラッシュアワーには1時間以上かかることがあります。

インフラ整備は遅れているが…

人口約760万人(2012年、統計庁推定)のボゴタ市は、一般道から幹線道路への接続が悪く、そのうえ補修不足による段差、亀裂・穴が多数発生するなど道路状況が劣悪です。最近の新車販売増加や通勤時のタクシー急増などにより、主要道路へ出る多数の車が至るところであふれかえっています。

首都圏では地下鉄など鉄道公共輸送がないため、大量輸送手段はバスです。我が家のメイドは早朝4時に起床し、5時頃に自宅を出発。幹線道路で専用車線を走る2~3両連結の「トランスミレニオ」という大型バス、または中小道路を走る「個人事業主経営タイプ」の中型バスなどを乗り継ぎ、午前8時過ぎ頃、我が家に到着します。子供を持つ主婦メイドであるため、午後2時頃には仕事を済ませ再び3時間超をかけ自宅に戻ります。

やっかいな事態になっていますが、これはコロンビア経済が急速に成長しているためです。若年層の人口が多く、「人口ボーナス」が経済を潤しているのです。

統計庁によれば、コロンビアの2012年人口は4658万と予測され、ブラジル、メキシコに次ぐ中南米第3位の規模です。1985年(3080万人)から2000年(4030万人)までの15年間で約1000万人近く増加しました。2020年にはそこからさらに1000万人上乗せされ、5091万人に達すると予測されています(2011年5月12日調査時点)。

人口ピラミッドは「正三角形」

2012年の人口構成を図示すると、ほとんど正三角形の典型的な人口ピラミッドを形成しています。ゼロ歳からコロンビアの成人に相当する19歳までの人口は、全人口の37.2%、29歳までの若年層を含むと実に54.2%と過半を占めているのが特徴です。

2005年実施の国勢調査によると、ゼロ歳から4歳までの乳幼児数が、各年410万~460万人超の人口層を形成しており(各年総人口の10~13%相当)、ベビーブームの渦中にあるといってもよいでしょう。

家族関係を重視するコロンビア人の家庭では、乳幼児・小児関連の大きなイベントがあります。その関連消費をとらえようと、大型ショッピングモール内には赤ちゃん用品専門店が数多くみられます。

例えば「ベビーシャワー」と呼ばれるイベントは、妊娠中の女性の家に家族・友人がお祝い品持参で訪問し、前祝いをするものです。高所得層のベビーシャワーは豪華に、中所得層のものはそれなりのもてなしで披露します。ちなみにコロンビア産業連盟の調査では、各種衛生用品(タオル・おむつなど赤ちゃん用品も含む)の2011年売上高は9億ドルと推定されています(前年比5.2%増)。

大型ショッピングモールの開店相次ぐ

ボゴタ市内では大型ショッピングモールの開店が続いており、中所得層以上を主な顧客としたモールが現在5店あります。

一番古いのは1976年に開店した「ウニ・セントロ」で、現在も市内住宅街の常連顧客が足を運びます。筆者の勤務事務所に近い「アンディーノ」は、衣料品、かばん、腕時計など欧米の高級ブランド品を揃えており、高所得層が主な顧客です。

治安改善が大幅に進んだ2006年以降は大型モール2軒が開店し、さらに好景気を反映し2012年8月には「チタン・プラザ」が新規開店しました。従来の大型モールは幹線道路に面し、乗用車で来店するのが一般的でしたが、チタン・プラザは乗用車による来店だけでなく、公共交通機関(バス)の停留所とモールを歩道橋でつなぐ来店方法を初めて開発しました。

アンディーノを除く前述の大型モール全てには、地場資本の「エクシト」、フランス系の「カルフール」、チリ資本の「ファラベッラ」などの大型小売量販店が入居し、食料品など各種生活用品販売で賑わっています。また各モールには人気レストランが出店し、シネマコンプレックス(複合映画館)で最新映画が封切られています。つまり、モール内で買い物、食事、娯楽にと家族が1日過ごせる環境が整備されているのです。

国際通貨基金(IMF)の予測(2012年10月9日時点)によると、コロンビアの1人当たり名目GDPは2011年に7114ドル、2012年には7842ドル。それが2013年には8216ドルまで伸びるとしています。

2020年になっても、29歳までの若年層合計が依然全体の50.4%と過半を占めると予測されており、コロンビアは今後も若い国としての経済成長が期待できるのです。

清水 文裕(しみず ふみひろ) ジェトロ・ボゴタ事務所長

1975年ジェトロ入会、本部・香川事務所勤務などを経て2010年より現職、メキシコ、ペルー、コロンビア駐在中に調査・技術移転・輸出・広報など担当。2012年に米国公認会計士協会(AICPA)から「国際会計士」の認定を受けた。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/NBD/20130131/243085/?ST=pc

(以上、日経ビジネスより。)

我が家の南米妻・・・里帰りの日が近付くにつれて「おみやげ」の数が激増しています・・。

今回の里帰りは、行きも帰りも「ニューヨーク経由」です。

マニラ⇒成田⇒ニューヨーク⇒ボゴタ⇒ペレイラ 

ユナイテッド航空もデルタ航空も既に満席に近くなっています・・。

超長距離の旅ですが、故郷の婆ちゃん達の顔を想い出せば旅の疲れもなんのその!!

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南米・コロンビア旅行は此方から~(私が自信をもってお勧め致します。)

*「未知の国 コロンビアからの便り」 : http://homepage3.nifty.com/cafetero/

*「南米コロンビア・雲と星が近い町から」 : http://jpn-col.cocolog-nifty.com/blog/

*「コロンビア・ボゴタの旅行会社 ANDES TOURS」 :

http://homepage3.nifty.com/cafetero/andestours.html



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